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UAEの首都アブダビの最新NEWSを発信

Entries for the ‘投資’ Category

アブダビから宇宙へ

アップしなければしなければと思ってはや一ヵ月もたってしまったが、アブダビの政府系アーバルインベストメンツが世界初の宇宙旅行会社『ヴァージンギャラクティック』の株を32%取得し、筆頭株主となった。価格は260億円であり、更に90億円で宇宙港(宇宙船の発着港)を建設するという。宇宙旅行は近い将来、一人につき1200万程までの価格で可能となり、世界的な次世代ビジネスとして注目されている。
次世代産業の創出のために、様々な分野へと投資を広げるアブダビだが、また一つ目玉商品を獲得した形になる。ドバイの世界一の高さを誇る『ブルジュドバイ』は、スターウォーズの世界をそのまま持ってきた様な景観であるが、その周りを宇宙船が飛ぶとなると、UAEは本当に地球の中でも最先端を行く都市になるかもしれない。
さてはて、話はヴァージンギャラクティックに戻るが、個人的にヴァージングループという会社が好きだ。ヴァージンと言えば、会長であるリチャード・ブラウソンだが、彼はグローバル企業の創業者として、冒険家としても有名である。ヨットや気球で世界を股にかけ、何回死んでもおかしくない様な体験を重ねている。その度に、生き残り一世代で世界一の非上場のグローバルカンパニーを築いた男である。ビジネス書が好きな方は、一度は彼の伝記を手に取った事があるかもしれないが、いつも最前線でなかなか刺激的な人生を歩んでいる。私個人で彼の名台詞で好きな言葉は以下の通り。『一人の男の人生で、これ程素晴らしい体験を多くしてしまって良いのだろうか』こんな彼の言葉には、ロマンとチャレンジ精神と、未知への探求とに溢れている。理由はどうあれ、アブダビとタッグを組んで、早く宇宙旅行に連れて行って欲しい。

日揮がアブダビで大型プラント

プラント開発大手の日揮が、アブダビにて大型ガスプラントを受注した。その規模4500億円。この業界の規模感がよくわからないが、世界最大級であるとのこと。日揮と言えば、幼なじみのお父さんが日揮であったり、最近は後輩が日揮に入社したりと、アブダビ関係周りでは良く耳にする会社。もちろん、プラント系の会社としても日本最王手だが。アブダビのエネルギー関係において、日本の存在感を発揮し続けて欲しい。

アブダビ映画戦略に暗雲

アブダビは2007年より、ワーナーと契約して、映画製作・ビデオゲーム・テーマパーク・ホテル建設などを計画していたが、この契約が解除になるかもしれないと懸念されている。以前のアブダビ、ハリウッドへ進出!でもお伝えしたが、資金だけが欲しいワーナーと、作成する映画まで干渉していきたいアブダビとの思惑のズレが露呈したというところか。
まだあくまで、業界内の懸念として伝えられているが、アブダビは他の欧米の大手フィルム会社とも契約はあるが何もプロジェクトは具体化されていないという事実がある。実のないプロジェクトはハリボテにしかならないので、ぜひとも一つ一つ実直に進めていって欲しい。そこが、ドバイと比較したアブダビの良い点であるのだから。
元ネタ【Variety】

アブダビ、ダイムラー社の筆頭株主に

アブダビ投資庁が、高級車ベンツでおなじみのドイツの車メーカー、ダイムラー社の9.1%を取得し筆頭株主になる。金融危機で株価が下落、疲弊したダイムラーは敵対的買収などの危険にさらされていたが、アブダビが株主になる事でその危機を免れたようだ。両者は環境配慮型へのシフトという思惑でも一致し、新技術開発や資本基盤の強化を目指す。
そしてここでは、若者の職業訓練にも協力すると伝えられている。環境配慮型としてダイムラーが持ち直し、技術等の遺産を獲得できれば、アブダビにっては安い買い物になるかもしれない。
実はこの話、2008年夏にも既にそのような報道があった。その頃は実際に実現には至らなかったと記憶しているが、ここに来てようやく実を結んだか。参考:【47news】2008/8/9# ダイムラーに巨額出資も アブダビ投資庁がと独誌
ダイムラーの株価を見れば、去年の夏よりも一層落ち込んでいるのが分かるので、アブダビ投資庁が底値を待っていたという見方もできるかもしれない。しかしあくまで私の様なド素人の意見なのであくまで仮説ですが。下図は去年からの今年の三月までのダイムラーの株価推移(約半分になっている)。

元ネタ【MSN News】

アブダビファンドCEO来日!

この1ヵ月個人的に多忙を極めたため、何と1ヵ月も更新が途絶えてしまった。この間アブダビに関するニュースも色々と流れていたみたいなので、少しづつアップして行こうと思う。しかし、まず最初にムバダラ開発のハルドゥーン氏が来日した事が個人的には大きな事件だったので速報する。
アブダビには、アブダビ投資庁ADIAとは別に、『ムバダラ開発』というファンドがある。フェラーリの株式を5%保有していたり、マスダールプロジェクトを行っていたりする。そのCEOのハルドゥーン氏が来日したのだ。NHKのインタビューに答え、今後のアジアを積極的な投資先として考え、日本ではハイテク産業に投資していきたいと語った。また、金融危機の影響もドバイと対比して小さい事を強調した。
聞いた話ではこのハルドゥーン氏の年齢は33歳である。趣味はサッカーだとか。ムバダラ開発CEO、サッカーのマンチェスターシティ会長、その他数個の権威ある役職を兼任する。世界中の企業に投資する政府ファンドのトップが33歳なんて・・・。マスダールプロジェクトの最高責任者でもあるのだから、アブダビの未来をまさに担う人間だ。脱石油化への道、今後も彼の名前が出てくる事は多くなりそうだ。
参考記事【NHKニュース】、【ムバダラ開発の概要PDF】

アブダビ投資庁の資産急減

2007年末に、金融危機の打撃を受けたシティグループに8100億円を出資した事で有名なアブダビ投資庁(ADIA)。その保有資産が大きく減少しているとの記事が、2/3の日経新聞に掲載された。以下抜粋。
米有力シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の報告によると、UAEのアブダビ投資庁(ADIA)の資産残高は08年末時点で前年末比27%減の3280億ドル。クウェートとカタールはそれぞれ数百億ドルを失ったとの分析もある。
欧米金融機関や企業に巨額の投資をしているのだから、今回の資産減少は当然なのかもしれないが、27%は大きいと思う。本来の保有資産は4500億ドルであり中東最大の資産規模を誇った。その資産の1/4以上が今回の金融危機で減少したのだ。そこでアブダビ投資庁は、シティ銀行以外にどの様な投資先があるのかを簡単に調べてみると、日本大使館が作成した資料が出てきた。2007年10月4日の時点で、そこに記載されている投資先は以下の通りである。
チュニジア銀行(チュニジア)     38.90%
アラブ銀行(バーレーン)       26.56%
アラブ国際銀行(エジプト)      25.01%
アラブ共同投資会社(エジプト)    22.73%
ユニオンセメントカンパニー(UAE) 20.35%
欧米企業が全く入っていない。それとも2007年10月〜2009年の1年で欧米投資に変わったのか?いや、金融危機の後だからその様な事はないだろう。という事で、アブダビ投資庁の資産27%減に関してはあまり腑に落ちない感がある。さてはてどなたか詳しく知らないでしょうか。

日本アブダビ投資が加速

『日の丸が照らす脱石油 アブダビ、新エネ投資2兆円』
との記事がネットの【フジサンケイbusiness i】に掲載されている。1月中旬にこのブログでも紹介したが、次世代エネルギーへの転換を世界でもっとも早く進める事で、「オイルマネーによる脱石油化をはかる」というのがアブダビの方針である。そこで役立つのが、環境技術で世界有数の技術を持ち石油利権において長年の関係を構築し、また電力技術や淡水化技術などで貢献を果たしてきた日本。金融危機によってアブダビのオイルマネーに群がっていたヨーロッパ勢が撤退していった現在、日本は資金豊富なパートナーを得る絶好の機会を得ているともいえる。以下は記事の抜粋。
新エネへの積極姿勢をみた日本企業は、1月19〜21日までアブダビで開かれた新エネ技術の展示会に、新日本石油やシャープ、京セラなど太陽電池メーカーなどが出展し、現地での知名度向上を競った。
新日石などは、太陽電池分野等を考慮してアブダビでの事業拡大に積極的と報じられている。新日石は去年(2008年)から太陽電池関連の事業を始めていた。ドバイのバブル崩壊が伝えられる中、アブダビの成長に期待がかかる。
最後に、【フジサンケイbusiness i】において個人的に重要な点に触れられていたのでとりあげたい。以下抜粋
日本エネルギー経済研究所の冨田哲爾研究主幹は「アブダビが単なる産油国から世界に通用する“技術立国”に飛躍できるかは、いかに優秀な人材を育成できるかにかかっている」と指摘する。
いくらお金があって、海外から優秀な技術を取り入れても、それを自国民が担わなければ意味がないという核心的な部分に触れられていた。まさにその通りであって、ローカル人口が少ないUAEでは最大の資産になるべく「人材」が不足している。あり余るお金に囲まれた若者による弊害も起こりつつある(参考:若者達の暴走が社会問題に)。
とすれば、日本からは教育システム等の輸出等でのビジネス展開も十分に考えられる。現に公文式はアブダビでの教育水準向上に一役を買っている。多面的な見方から、アブダビに貢献できるビジネスが日本から生まれる事を期待したい。
元ネタ【business i】

アブダビの住宅価格が下落

昨年2008年の夏にピークを迎えたアブダビの住宅価格が、下がって来ていると現地新聞の「the national」が伝えている。去年の夏をピークとして15%程下がったようだ。
アブダビは開発を進める中で、住宅戸数が需要に追いついておらず、住宅価格が凄い勢いで上がっていた。私の聞いた話では、『5年前は月の賃料が30万円だったマンションが50万になった』、『ビラと呼ばれる企業重役が住む高級一戸建て(日本の一軒家の三倍の広さ+プールみたいな家)の賃料を値上げするため、ビラのオーナーが企業側に立ち退きを迫り、裁判沙汰になった』という話があった。
今回の下落の原因は、財政不足による信用収縮のようだ。アブダビは需要と供給のバランスが保たれているので、ドバイの様なバブル崩壊の様な下落の仕方はしないと思うが、この件に関しては、もう少し続報を待とう。
元ネタ【The National】

日本ーアブダビ石油利権を20年延長

1/22付けの日経新聞でも第一面に取り上げられている。以下は日経の抜粋
『アブダビの国営石油会社総裁が2012年に45年間の期限を迎えるコスモ石油の油田権益について二十年の更新を認める事を明らかにした。』
これによって、資源争奪競争の中、日本は安定的に原油調達をすることが可能になるとされる。コスモ石油は07年にアブダビ政府系ファンド(IPIC)の出資を受け入れた。結果、2割の株をアブダビ政府系ファンドが保有し、コスモの筆頭株主はアブダビである。この様な関係構築が今回の石油利権更新に結びついたようだ。
日本はUAEから原油輸入量の4分の1を輸入している。コスモ石油以外にも日本の利権は複数存在するが、やはり近年石油利権の契約切れが迫る。日本にとって命綱ともなるアブダビの石油。他社の石油利権がどうなるのか、今後も注目が集まるだろう。ますます、アブダビに注目が集まるとすればこのサイトを運営していくものとしても嬉しい限りだ。

日本企業にアブダビ特需!

日本企業によるアブダビ進出が相次いでいる。やはりマスダールシティの2015年の完成を目指し、それに伴う電力関連事業に関して、東京電力が1億5000万でコンサルティングを請け負った。また、コスモ石油は東工大とともに太陽熱発電の研究、日本ガイシは電力を貯蓄する特殊な電池を100億円分受注したようだ。
日本とアブダビの動きが活発化している。もともと石油においての関係性は40年近くあり、ここに来て更なる関係性の深まりが予想される。危機的状況の世界で、日本は『アブダビ』という素晴らしいパートナーを改めて認識する事ができるかもしれない。2010年にはエティハド航空がアブダビー成田を直接就航する事も決まった。ドバイに比べ、日本におけるイマイチなアブダビの知名度も、近い将来上がってくるのではないだろうか。
元ネタ【business i】