兵庫県とアブダビは経済、医療、教育分野にわたる包括的な協定の締結を検討している模様です。県は神戸・阪神間に集積する先端医療や薄型テレビの技術力などでビジネス拡大を狙い、アブダビ側は石油依存脱却のため人材育成や産業育成のノウハウを享受していきます。このための両者の協力関係は順調であり、すでに、神戸ポートアイランドで計画中の高度専門医療機関にはアブダビ政府ファンドから約100億円の出資が決定しています。アブダビとしては、このポートアイランドでに地盤を作り医師の交流を通して、日本の医療技術を自国化したいという狙いがあるとの事。アブダビの人口は05年時点で129万人でありそのうち国民は24%。つまり、30万人ほどしか自国民がいないのです。この高度経済成長を機会として、人材育成によって自国民という資源による経済基盤の確立を急ぎたいところです。
元ネタ【神戸新聞】08/06/19
実は日本はこの人材育成という意味で思わぬところで貢献しています。日系企業であるジャパン石油開発株式会社が、1998年より公文式算数教育を、アブダビ首長国の小学校に導入し8年間で17000人が公文式での学習を行い、結果的に全体の10%以上の生徒が自学自習によって、自分の学年より上の学年の問題に取り組むほどの進歩を見せたそうです。現在は、アブダビにおいて公文式が直轄で運営を行っているようですが、その様子がホームページにおいても紹介されています。もちろん経済的な相互補完関係無しには語れませんが、日本がアブダビの教育に、良い影響を与える事ができている事はすばらしい事ではないでしょうか。今後ますますこの様な事例が増えていく事が期待されます。
【公文式ホームページ(UAEの生徒)】