アブダビ投資庁の資産急減
2007年末に、金融危機の打撃を受けたシティグループに8100億円を出資した事で有名なアブダビ投資庁(ADIA)。その保有資産が大きく減少しているとの記事が、2/3の日経新聞に掲載された。以下抜粋。
米有力シンクタンク、外交問題評議会(CFR)の報告によると、UAEのアブダビ投資庁(ADIA)の資産残高は08年末時点で前年末比27%減の3280億ドル。クウェートとカタールはそれぞれ数百億ドルを失ったとの分析もある。
欧米金融機関や企業に巨額の投資をしているのだから、今回の資産減少は当然なのかもしれないが、27%は大きいと思う。本来の保有資産は4500億ドルであり中東最大の資産規模を誇った。その資産の1/4以上が今回の金融危機で減少したのだ。そこでアブダビ投資庁は、シティ銀行以外にどの様な投資先があるのかを簡単に調べてみると、日本大使館が作成した資料が出てきた。2007年10月4日の時点で、そこに記載されている投資先は以下の通りである。
チュニジア銀行(チュニジア) 38.90%
アラブ銀行(バーレーン) 26.56%
アラブ国際銀行(エジプト) 25.01%
アラブ共同投資会社(エジプト) 22.73%
ユニオンセメントカンパニー(UAE) 20.35%
欧米企業が全く入っていない。それとも2007年10月〜2009年の1年で欧米投資に変わったのか?いや、金融危機の後だからその様な事はないだろう。という事で、アブダビ投資庁の資産27%減に関してはあまり腑に落ちない感がある。さてはてどなたか詳しく知らないでしょうか。
